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CBDの摂取方法の比較と感想。ベイプ、オイル、グミ、クリーム・バームなど。


こんにちは。ロキ(@rokiroki_univ)です。

あなたは御自身に合ったCBDの摂取方法を詳細に検討したことはありますか。

CBD製品には摂取方法に応じて、ベイプ、オイル、グミ、タブレット、クリーム・バームなどがあります。

このような多種多様なCBDの摂取方法がさまざまな効果のバリエーションを生んでいます。

今回はこれらCBDの摂取方法について、それぞれの長所や短所も含めて詳しく解説していきたいと思います。

今回の内容
●CBDの摂取方法およびそれぞれの利点と欠点について。

●CBDベイプ(リキッド)に代表される気化吸入について。

●CBDオイルやキャンディなどの口腔粘膜からの吸収(舌下投与)について。

●CBDグミや、CBDオイルを加えた飲料などの経口摂取について。

●CBDバームやCBDオイルなどを塗る局所投与について。

●CBD摂取方法の探索。ロキの体験談。


わたしも摂取方法を自分で探索しているうちに、いろいろ発見がありました。

今回はこのようなわたしの実体験についても後ほどお話します。

CBDの摂取方法およびそれぞれの利点と欠点について。

CBDについて、海外でもさまざまな摂取方法が実際に可能で、多くの製品が販売されています。

加熱して喫煙や気化吸入をしたり、グミやチョコレートで摂取したり、軟膏として痛む部位に擦り込んだりと摂取する方法は多様です。

摂取方法を投与経路とも言いますが、気化吸入、経口摂取、舌下投与、局所投与、経皮吸収などに分類されます。

そして、多くの人が状況に応じて複数の摂取方法を上手く使い分けています


摂取方法を考えるうえで重要なのがバイオアベイラビリティです。

バイオアベイラビリティとは吸収率や利用効率と言ったりしますが、摂取したCBDの量のうち、実際に体内で使われて効力を示すCBDの割合のことを意味します。


以下にそれぞれの摂取方法の利点と欠点をまとめました。

商品の例即効性効果の持続時間バイオアベイラビリティ難易度
気化吸入
・吸う
ベポライザ★★★
15分以内

2~4時間
★★★
17~44%
★☆
中上級
舌下投与
オイル★★
15~30分
★★
4~6時間
★★
6~20%
★★
中級
経口摂取
グミ
30~90分
★★★
6~8時間

6~15%
★★★
初級
局所投与
・塗る
バーム★★★
15分以内

2~4時間

測定不能
★★★
初級

※★が多いほど一般的に好まれる傾向にあり、評価が高いことを意味します。
※気化吸入のように即効性が高く持続時間が短いほど、持続中の効き目が強いです。緩やかに長く効かせたい場合は経口摂取を利用しましょう。
※参考は書籍『CBDのすべて』です。リンクは記事の最後に貼っています。


バイオアベイラビリティはあなたの生理機能や代謝能、その日に何を食べたかなどによっても変わります。健康状態(病状)によっても効き方が変わる可能性があります。

上の表のバイオアベイラビリティはあくまでも目安です。


バイオアベイラビリティを高める方法も存在します。

CBDは水に溶けにくく、脂溶性なので、例えば高脂肪の乳製品や卵、肉、ココナッツオイル、MCTオイルなどのようなものと一緒に摂取すると、バイオアベイラビリティが有意に高まると言われています。
参考) American Journal of Translational Research 2016, 8(8), 3448.
http://europepmc.org/article/med/27648135


どの摂取方法が最もあなたに合っているかについての答えは、あなた自身が試行錯誤して見つけるしかありません。

なぜならば、あなたのコンディションや環境、体質、経験などによって適切な摂取方法は変わるからです。

ですが、最初に試す製品として私がおすすめするのはCBDオイルです。

なぜならば、CBDオイルを持っていれば舌下投与だけでなく、経口摂取や局所投与も可能であり、自由度が最も高いからです。

また、CBDオイル使って料理をしたり、スムージーを作ったり、CBDバームを作ったりすることもできます。自分で濃度も決めることができます。

他の選択肢としては、手軽なグミでCBDの効果を試してみるのもおすすめです。また、効果が実感しやすくて、かつ手軽なものを求めているのであれば、CBDベイプを一度は試してみるのも大切です。

なお、CBDの摂取量の決め方などに関しては過去の記事「CBDの効果を実感する適量や解決策の見つけ方」が参考になるのでご覧ください。


それでは、これから各摂取方法のうちいくつかをピックアップして説明していきます。

CBDベイプ(リキッド)に代表される気化吸入について。

CBDべイプ(リキッド)に代表される気化吸入は私自身も利用して体験済みです。

これは、熱の伝導や対流を利用した専用のベポライザーを使用して気化した成分を吸い込みます。

使い方は購入する商品ごとに詳しい説明があるので、そこで確認すればオッケーです。


長所はなんといっても、即効性とバイオアベイラビリティの高さです。
そして、慣れると手軽さがあります。効果も実感しやすいです。

しかし、摂取量に関して数値化がしにくいことと持続時間が短いことにより、記録して管理しにくいという短所があります。手軽すぎて摂取しすぎてしまわないように注意も必要です。

さらに、喫煙や気化吸入に慣れていない人には適量を摂取するのが難しいということがあります。また、気化吸入自体に抵抗がある人もいるかもしれません。

また、高価なものでない限り温度調節が難しいベポライザーが多く、悪い商品だと温度調節が不安定なため、わずかに燃焼が起こる可能性があります。

もしもCBDリキッドの希釈剤がプロピレングリコールやポリエチレングリコールなどだと、燃焼が起こると発癌性のある物質を吸ってしまうことになります。

ですので、ベポライザーは質の良いものを選ぶ必要があります。とはいえ、温度調節が適切に可能な商品や燃焼が起こらないように工夫された商品もあるので、口コミや経験者などを参考にすれば問題はないでしょう。

べイプによる気化吸入が最も良かったという人は多いです。いずれにしても、摂取方法を比較検討したい場合は、一度は良質なCBDべイプを試してみることが重要だと私は感じています。

CBDオイルやキャンディなどの口腔粘膜からの吸収(舌下投与)について。

ここでは、舌下(口腔内粘膜)からCBDを吸収させる方法を説明します。

舌下投与は、直接CBDオイルを舌の下に垂らし(=滴下し)、1~2分程度そのまま口に含ませて摂取する方法です。

舌下に垂らすのは血管に成分が浸透しやすいためです。これをせず、すぐに飲み込んだりすると効果が薄れてしまうことがあります。

オイルを舌下に直接垂らす以外に、キャンディやタブレットを舐めることでも口腔内の粘膜にCBDを浸透させることができます。

これらの方法は胃や肝臓を通らずに血液中に入る経路を利用しているため、胃酸や代謝酵素によるCBDの分解が無く、その分バイオアベイラビリティは経口摂取よりも高くなっています。

効果の発現も比較的早く、継続時間も平均して4〜6時間程度と長めです。

また、重要なのは比較的に分解しやすいテルペン類の吸収率も高いということです。

CBDグミや、CBDオイルを加えた飲料などの経口摂取について。

経口摂取は、気化吸入や口腔粘膜投与よりも簡単な摂取方法なので誰でも試しやすいのが利点です。

経口摂取の方法としてはグミであったり、チョコレートであったりと様々です。

販売されているCBDグミなどは、一つ当たりのCBD含有量が多い場合、食べすぎてしまうと必要以上に効果を感じてしまう可能性があるので注意が必要です。

食べ過ぎてしまう要因の一つに、経口摂取は効果の発現までに少し時間がかかることがあります。

とは言え、CBDは特に食欲増進効果は認められていないし、カフェインのような依存性も認められていないので、その点においてはCBD含有量を確認しながら正しく管理すれば問題はないでしょう。


CBDオイルをスムージーやヨーグルト、ミルク、コーヒーなどに加えて飲むこともできます。

また、バターを作る際にCBDオイルを加えるのもおすすめです。

覚えておきたいのは、バイオアベイラビリティを高めるためには油を含む食品や飲料を利用することが大切であるということです。

CBDは水に溶けにくく、油に溶けやすいため、油(あるいは油を水に拡散したものなど)で希釈された方が体内への吸収率(利用効率)が高まるからです。


経口摂取は胃や肝臓を通過するため、CBDが胃酸や代謝酵素にさらされ、その分バイオアベイラビリティは低下します。

しかし、効果の持続時間が長く、乳製品やココナッツオイルと一緒に摂取するなどといった工夫によってはバイオアベイラビリティを高められる余地があります。

CBDバームやCBDオイルなどを塗る局所投与について。

塗る方法についても試してみました。これは局所投与に分類されます。

CBDバームやリップクリームは販売もされていたりしますし、CBDオイルを使用して作ることもできます。

関連する記事「CBDバームの作り方とその効果」の方も是非参考にしてみてください。


局所投与では、投与した部位における筋肉の緊張をほぐす効果や炎症を鎮めて痛みを和らげる効果、日焼けやニキビの治療の効果などがあると言われています。勿論、保湿にも利用できます。

局所投与では体内でCBDが使われるのではなく、皮膚にあるカンナビノイド受容体CB2に作用しその部位の痛みや炎症を緩和すると考えられています。

そのため、バイオアベイラビリティはわかりません。ただしピンポイントで効くので利用効率は非常に高いと推測できます。

効果には即効性があり、基本的に持続時間はあまり長くありませんが、工夫次第では長く持続させることができるようです。


筋肉の緊張や痛みを和らげることに関連する興味深い研究論文も最近報告されていました。
参考) J. Clin. Med. 2019, 8(11), 1886.
https://doi.org/10.3390/jcm8111886

かゆみや皮膚炎にも効くという報告を聞いたりしますが、現時点では研究によるエビデンスが少ないのではっきりとしたことは言えないのが現状です。

なお、筋肉の緊張や痛みを和らげる効果は再現性が高く、筋肉痛や腰痛、肩こり、頭痛などに悩まされている人には、期待できる効果だと思います。

CBD摂取方法の探索。ロキの体験談。

わたしの場合、基本的にはオイルやタブレットの経口摂取&舌下投与を利用しています。

タブレットやキャンディは舐めて味わい、飲み込むため、経口摂取と舌下投与のいずれの経路にもなりうるので、舌下投与のみの時と効き方に違いが出てくることがあります。

これらは状況によって使い分けており、普段はオイルの舌下投与か、オイルを牛乳やコーヒーに加えて飲むというような経口摂取ですが、オイルを持っていけない時などにタブレットを利用します。


他によく利用する摂取方法はオイルやバームを「塗る」という方法です。

実は、初めは肌荒れやアトピー性皮膚炎に対する効果を期待していました。

ところが、筋肉痛や肩こり、腰痛、頭痛などの痛みの緩和に顕著な効果があることに気づき、それから、カラダをほぐして痛みを和らげる目的で「塗る」という使い方をするようになりました。

肌荒れや皮膚炎には、わたしはあまり効果を感じられませんでした。

しかし、これも製品、形態によるかと思います。個人差があるのかもしれませんし、肌荒れなどに適した、他の方法・使い方や他のCBD製品があるのかもしれません。

また、CBDべイプも時々利用します。べイプは効果を感じやすく手軽なため、かなり重宝しています。ちなみに私はタバコなどの喫煙経験がありません。

いずれも私は状況に応じて使い分けています。結局は、いろいろな摂取方法を試してみて自分に合ったもの模索していくことが大切だと感じています。




いかがだったでしょうか。

このように自分に合った使い方を探索するだけでも新しい発見にもつながり、自分のためにもなります。

なにより、その過程は楽しいし、楽しみ続けることが重要だなと感じました。

まだまだ、私も模索中ですが、役立つ情報があれば提供していくつもりですので、ぜひまたいらしてください。

なお、CBDのバイオアベイラビリティに関する記事を書きましたのでこちらも参考にしてみてください。


ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

参考書籍。