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CBDの効果・効能とは?論文によるエビデンスをもとにCBDの可能性に迫る【CBDとヒト臨床試験】

世界中で医療大麻の解禁が進んでおり、日本でも大麻の成分として有名なCBDに注目が集まってきています。今回は、CBDがどんな疾患や症状に効果があるのかについて、臨床試験を報告した論文を取り上げながらまとめてみました。そのうえで、今後のCBDの可能性について迫っていきたいと思います。


CBDの効果について、抗けいれん作用、抗炎症作用、抗不安作用、睡眠改善効果などがよく取り上げられますが、みなさんはこれらのCBDの作用を信頼性が高い(根拠やエビデンスが多い)順序に並べられますか?

今回はこういった疑問が解消できるような内容にもなっています。




こんにちは。CBDに関する情報発信をしています。ロキ(@rokiroki_univ)です。

今回、CBDの効果・効能についてまとめたことをCBDアドベントカレンダーで取り上げるテーマとして採用させていただきました。※CBDアドベントカレンダーとは、CBDに関わる様々な方々がCBDに関する知見や思いに関する記事(もしくは動画)を日替わりで発信しているものです。

なお、「私、ロキがCBDを実際に使ってみた体感と効果の感想」についても後半でまとめましたので、是非最後まで見ていただければ幸いです。

CBDとは?

CBD(カンナビジオール)とは一般的には大麻草(マリファナ・ヘンプ)から抽出した大麻の成分のことです。

なお、CBDは大麻由来の成分ですが、「ハイ」になるような精神作用が無く、抗炎症作用、抗不安作用、睡眠改善効果、鎮痛作用などが認められている物質であり、安全性が高いことが示されているため注目が集まっています。

一般に、どのような症状にCBDがよく利用されているかについては、世論調査により以下のものが多いことが判明しているようです。

◆痛み、不快感
◆不安、うつ
◆睡眠障害
◆ストレス、イライラ


実際にこれらが改善されると生活の質(QOL)が向上し、1日が充実するようになると言えます。こういった効果が多くの人に支持されていることから、CBDを信頼して愛用する人が増えてきているのでしょう。

CBDが様々な効果・効能を持つ理由。

CBDはカンナビノイドの一つです。カンナビノイドとは大麻草、ヘンプから抽出できる生理活性物質の一種であり、THCなどもカンナビノイドに分類されます。

全ての哺乳動物を含む多くの生物の体内には、カンナビノイドが関与するエンドカンナビノイド・システムという生体内の恒常性を保つための生理調節機能が備わっています。この恒常性を保つ機能というのは、例えば、体温を一定に保つために汗をかくということや、栄養バランスを保つために不足すれば食欲がわいてくるといったことなどがあります。

エンドカンナビノイド・システムが関わる受容体(=カンナビノイドを認識するセンサーのようなもの)は脳や臓器、免疫細胞、皮膚の表面まで体じゅうに存在しています。このような受容体はCBDなどのカンナビノイドが関与して機能することがわかっています。そして、カンナビノイド受容体が関与する生体内の調節機能(エンドカンナビノイド・システム)が乱れることで様々な疾病が引き起こされるということがわかっています。

また、CBDはカンナビノイド受容体以外にも、セロトニン受容体などの他の様々な受容体にも関与することが分かっています。CBDが様々な方法で摂取でき、多くの疾患に関わることができるのはこれらのことが理由です。

【CBDの効果・効能】論文などのエビデンスをもとにまとめた結果。

実際に、これまでの研究によって、CBDはざっと次のような症状に効く可能性があると報告されています。

依存症、筋萎縮性側索硬化症(ALS)、ぜんそく、自閉症(ASD)、アルツハイマー病、ADHD、不安症、関節炎、自己免疫疾患、がん、脳震とう、脊椎損傷、うつ病、糖尿病、線維筋痛症、炎症性腸疾患、片頭痛、多発性硬化症、悪心、嘔吐、ニューロパチー、肥満、パーキンソン病、疼痛、心的外傷後ストレス障害(PTSD)、統合失調症、てんかん(発作性疾患)、皮膚病、睡眠障害  …など

引用:書籍『CBDのすべて』


しかし、上に挙げた疾患について、動物実験や培養細胞などにおける実験ではCBDが有効である可能性が示されていますが、実際にヒトに対する臨床研究で効果を示したという報告は非常に少ないのが現状です。

そこで私はヒトに対する臨床研究に注目して、CBDの効果(有効性)と信頼性(エビデンス)の関係を調査しました。


さて、CBDには、多くの疾患の治療や予防に関わりうるような以下の作用があると言われています。

●抗酸化作用
●抗炎症作用
●神経保護作用
●抗がん作用
●抗不安作用
●鎮痛作用
●抗けいれん作用
●制吐作用
●睡眠改善効果
●依存抑制効果

CBDが様々な疾患や症状に有効性を示しうるのは、これらの作用があると言われているからです。それでは、これらの作用の有効性や信頼性について考えたいと思います。

なお、ここでは、「CBDの有効性が示されている、できるだけ規模の大きいヒト臨床研究の報告数」をCBDの有効性や信頼性の高さを評価する基準にしました。

CBDの抗けいれん作用、抗不安作用、睡眠改善効果

先に結論からお示ししますと、最も信頼性の高いCBDの効果は以下の三つの効果になります。

■ 抗けいれん作用
■ 抗不安作用
■ 睡眠改善効果


では、これらの作用が最も信頼性の高いCBDの作用であると裏付けられる「ヒトに対するCBDの臨床試験報告」をこれから見ていきましょう。

CBDとてんかん(けいれん発作)

抗けいれん作用は、CBDがてんかん発作に効果を示したという研究によって裏付けられています。

てんかんとは、けいれん発作や意識障害を慢性的に繰り返す脳の病気で、特に重篤な脳機能障害をきたす、ドラベ症候群やレノックス・ガストー症候群などの難治性てんかんは、その過酷な臨床経過から破局てんかんとも呼ばれています。

2018年6月には、米国食品医薬品局(FDA)が、ドラベ症候群(DS)とレノックス-ガストー症候群(LGS)の治療を目的とした、高度に精製された大麻由来のCBD調剤(Epidiolex)を薬として承認しました。

この承認の決定打は、CBDの大規模な臨床試験が実施され、2017年~2018年の時期に、非常に権威の高いジャーナルである『The New England Journal of Medicine』や『Lancet』などで、てんかんに対するCBDの有効性が実証されたことであると考えられます。


2017年、ドラベ症候群の患者120人に対する臨床試験(プラセボ比較対照試験)が報告されました[1]。ドラベ症候群は全身けいれん発作などを繰り返す指定難病であり、高い死亡率を伴う難治性の小児てんかん障害です。この試験ではCBDオイルによって、てんかん発作の頻度が有意に減少し、発作が完全に止まった患者もいました。

具体的には、けいれん発作頻度の低下率はプラセボ投与群で13.3%であったのに対し、CBD 20 mg/kg投与群で38.9%でした。なお、プラセボとは、色や形は実薬と同じでも、薬としての有効成分を含まない「偽薬」のことで比較対照として利用されます。また、応答率(=けいれん発作が50%以上減少した人の割合)について、プラセボ群(応答率27%)と比較して、CBD治療群(20 mg / kg /日の投与で応答率43%)で有意に高い応答率を示しました。あらゆる薬を試しても効果が得られなくなることの多い難治性のてんかんで、この結果は驚きに値します。

2018年には、レノックス・ガストー症候群の患者225人に対する「プラセボ比較対照試験」が報告されました[2]。レノックス・ガストー症候群は重度のてんかん性脳症であり、8歳までに発症することが多く、知的障害もほぼ全例に出現する疾患です。試験の結果について、この疾患に特徴的な転倒発作の頻度の変化率は、CBD 20mg/kgを受けた患者の方がプラセボを投与された患者よりも有意に優れていました(-41.9%対-17.2%)。同様に、転倒発作の有意な応答率(=発作が50%以上減少した人の割合)も見られました(CBD 20mg/kgで39%、プラセボで14%)。


しかし、臨床試験でのCBDの効果に対する議論について、被験者の多くの割合(およそ50~65%)が、抗てんかん薬のクロバザムを併用しており、臨床的に関連している可能性があるという議論がありました。つまり、CBDとクロバザムとの併用でクロバザムの効果が高まり、発作が抑制されたのではないかという疑問が生まれました。しかし、実は事後分析で、クロバザムの存在に関わらずCBDはてんかん発作に有効であることが示されています[3]。※クロバザムの効果が高まると予測されたのは、CBDがクロバザムの代謝を阻害するからです。

なお、「CBDとてんかん」におけるこのような議論や、てんかんの大規模臨床試験のその後、その他のてんかん発作に対する効果などについては、「【CBDの効果】てんかん、アトピー、皮膚炎、腰痛、頭痛、免疫疾患、糖尿病、癌などに関係する論文をレビューおよび評価」で詳細に取り上げていますのでよかったら参考にしてみてください。


まとめると、大規模なヒトに対するCBDの臨床試験の結果から、CBDの投与がけいれん発作の頻度を有意に低下するということが明確に示されました。このことはCBDの抗けいれん作用を裏付ける決定的な証拠であると言えるでしょう。すなわちCBDは、てんかん発作に対して明らかに有効であり、脳内の神経細胞での居所的に過剰な電気的興奮を和らげて落ち着かせることができる可能性が示されたと言えます。

CBDと不安障害、PTSD、統合失調症、自閉症、うつ病

カンナビノイド受容体はセロトニン、ドーパミン、グルタミン酸塩など、気分を変容させる神経伝達物質の放出も調節することがわかっているので、うつ病や不安障害などの精神疾患にも関与します。

CBDでは、特に、社会不安障害および関連する恐怖症で生じる症状に有効であることが臨床試験により示されており、このことがCBDの抗不安作用を裏付ける根拠になっています。


社会不安障害・社会恐怖症(SAD)は最も一般的な不安状態の1つであり、社会的適応の障害、機能障害、生産性の低下、うつ病の発症などに関連しています。

もともとCBDは、THCの不安誘発作用を弱めることが示されており、動物実験では抗不安薬と同様の効果が実験的に示されています。そこで、社会不安障害(SAD)患者が誘発される不安症状にCBDが効くのか調査するために臨床試験が実施されました。

2011年、健康な対照被験者と、CBDまたはプラセボの単回投与を受けた未治療の社会不安障害(SAD)患者に対して、スピーチテスト(SPST)による不安の誘発を利用することでCBDの効果を比較した研究が報告されました[4]。結果は、CBDの事前投与により、発話パフォーマンスの不安、認知障害、不快感が大幅に軽減され、スピーチ前の警戒度が減少しました。結論として、SAD患者に対してCBDを使用すると、スピーチテストによって引き起こされる不安が軽減され、健康な対照被験者と同様の反応が得られるということがわかりました(下図)。

左上が不安レベル、右上が認知障害、左下が鎮静、右下が不快感を示し、青色のラインがCBD投与群、赤色がプラセボ投与群、灰色が健康な被験者を示す。図中のPはスピーチ前、Aはスピーチ直前、Sはスピーチ中、Fはスピーチ後を表す。


さらに2019年、プラセボ、およびCBD(150、300、および600 mg)をそれぞれ投与した4つの健康な被験者のグループで不安レベルを比較した研究が報告されました[5]。結果、プラセボと比較して、特に300 mgのCBDの事前投与はスピーチ中の不安を大幅に軽減しました(下図)。この結果により、CBDの摂取には適量範囲が存在することが分かっています。

上図は不安レベルの変化を示した結果。図中のAはスピーチ直前、Sはスピーチ中、Fはスピーチ後を表す。


また、2013年、CBDは人間の恐怖記憶の消去学習を強化することが、「恐怖条件付け」を利用した実験(プラセボ比較対照試験)によって示されました[6]。すなわち、CBDが、嫌な記憶を消去するための学習能力を強化し、恐怖の予期を減らしたというのです。このようにCBDで消去学習の統合を強化し、記憶の柔軟性を高めることは、PTSD(心的外傷後ストレス障害)や不安障害の患者の治療に貢献する可能性があります。

他にもいくつかの臨床研究が報告されており、誘発される不安に対するCBDの抗不安作用が多くの研究で示されています。


さらに、抗不安作用が関与していると考えられる研究に統合失調症や自閉症(ASD)などに対するCBDの臨床報告があります。

2012年、主に急性の妄想性統合失調症症状が認められた患者42人を対象に、4週間にわたる経口CBD投与と抗精神病薬アミスルプリドの投与の比較試験が報告されました[7]。4週間の治療後、両薬剤とも統合失調症の症状スコアに改善がみられましたが、CBDで顕著に副作用が少なくなっていました。さらに興味深いのは、うつや無気力、意欲低下などの陰性症状の評価において、抗精神病薬であるアミスルプリドと比較してCBDが症状スコアを1.5倍程度軽減していたという点です。もともと統合失調症における薬物療法による陰性症状の軽減は難しく、現代の課題でもありました。

また、ASD(自閉症)の子供150人規模に対して、CBDオイルの口腔内投与を行い、症状への効果を追跡調査した臨床研究が2019年に報告されました[8]。治療開始から半年後、155人のうち6割がアンケートに協力しており、落ち着きのなさ、怒り発作、興奮、睡眠障害、不安症状、けいれん、便秘、チック、消化不良、抑うつに関しては75%以上の被験者が改善したと回答しました。さらにこの中でも、落ち着きのなさ、怒り発作、不安症状、けいれん、チック、抑うつに関しては約90%以上が改善したと回答しました。この報告によって、多動性症状、睡眠障害、不安症状に対するCBDの改善効果が裏付けられました。

さらに、うつ病・薬物乱用・社会不安障害と診断された青年に対するCBD治療について2020年に報告された研究では、8週間の治療後、患者のうつ病、単純恐怖症、妄想、解離、不安症状が改善され、抗うつ薬と他の薬物を断薬できたという結果が得られています[9]。ここでは、CBD投与量の増加に伴って離脱症状や社会不安が軽減されていったと報告されています。

CBDと睡眠障害

CBDは、ノンレム睡眠(深い眠り)を促して、覚醒(夜中に目が覚めてしまうこと)をブロックすることにより、睡眠障害の改善に貢献している可能性が示されています。

臨床研究では、CBDによる睡眠障害の改善がしばしば示されています。例えば、発達障害やPTSDなどの研究でも取り上げられており、有意に睡眠の改善が見られています。しかし、どちらかというと二次的な評価として睡眠への影響を見ている研究が多いのが現状です。

2019年に報告された症例集積報告において、CBDが不安に対して持続的な改善効果をもたらし、睡眠障害も改善したという結果を報告しました[10]。この研究では、精神科に通う不安症もしくは睡眠障害の患者72人に1か月間、CBDを投与したところ、患者の79%で不安が改善し、67%で睡眠が改善したと報告しています。

なお、不安症、PTSD、統合失調症、自閉症、うつ症状、睡眠障害へのCBDの有効性を観察した臨床研究はこのほかにも多数報告されています。詳しくは、「【CBDの効果】論文によるエビデンスをもとに精神疾患への効果を解説(うつ病、双極性障害、不安障害、不眠症など)」で詳細に取り上げていますのでよかったら参考にしてみてください。

《参考文献》

[1] Trial of Cannabidiol for Drug-Resistant Seizures in the Dravet Syndrome. N Engl. J Med. 2017, 376, 2011.

[2] Effect of Cannabidiol on Drop Seizures in the Lennox-Gastaut Syndrome. N Engl. J Med. 2018, 378, 1888.

[3] Cannabinoids in the Treatment of Epilepsy: Current Status and Future Prospects. Neuropsychiatr. Dis. Treat. 2020, 16. 381–396.

[4] Cannabidiol Reduces the Anxiety Induced by Simulated Public Speaking in Treatment-Naïve Social Phobia Patients. Neuropsychopharmacology 2011, 36, 1219.

[5] Cannabidiol presents an inverted U-shaped dose-response curve in a simulated public speaking test. Braz. J. Psychiatry 2019, 41(1), 9-14.

[6] Cannabidiol enhances consolidation of explicit fear extinction in humans. Psychopharmacology 2013, 226, 781–792.

[7] Cannabidiol enhances anandamide signaling and alleviates psychotic symptoms of schizophrenia. Transl. Psychiatry 2012, 2(3), e94.

[8] Real life Experience of Medical Cannabis Treatment in Autism: Analysis of Safety and Efficacy. Scientific Reports 2019, 9, Article number: 200.

[9] Cannabidiol treatment in an adolescent with multiple substance abuse, social anxiety and depression. Neuropsychiatr. 2020.

[10] Cannabidiol in Anxiety and Sleep: A Large Case Series. Perm. J. 2019, 23, 18–041.

CBDの依存抑制効果、鎮痛作用、抗炎症作用

抗けいれん作用、抗不安作用、睡眠改善効果に次いで、比較的に信頼できるCBDの効果は以下の効果です。

■ 依存抑制効果(集中力向上)
■ 鎮痛作用、筋弛緩作用 [特に肌への塗布]
■ 抗炎症作用


では、同様に、これらの根拠となる論文をいくつか確認していきましょう。

CBDと物質依存

CBDは薬物依存、薬物中毒の治療薬として有効である可能性が研究により示唆されています。例えばニコチン依存症の軽減やオピオイド依存症の治療における離脱症状の軽減、さらにアルコール使用障害による機能障害の予防などの効果が報告されています。ここでは、ニコチン依存症またはアルコール依存症に対するCBDの効果を調査した研究例を紹介します。


2013年に喫煙者を対象に実施されたプラセボ比較対照試験では、1週間、被験者は喫煙意欲を感じた時に吸入器でCBDまたはプラセボを吸入するという実験を行った結果、プラセボ群ではタバコの喫煙量に変化はありませんでしたが、CBD投与群ではタバコの喫煙量が40%も減少しました[11]。

さらに、2018年、治療志向のない喫煙者らを対象に行われたCBDのプラセボ比較対照試験の結果では、一晩タバコをやめた後、プラセボを経口摂取した場合と比較してCBDを経口摂取した場合の方が、明らかにタバコへの関心が低下したと報告されています[12]。


また、2019年に報告されたアルコール依存症に対するCBDの効果についてまとめたシステマティック・レビューでは、CBDはアルコールによる影響との相互作用が見られず、許容性(安全性)が高いということがヒトに対する臨床研究で報告されていますが、アルコール依存症に対する有効性については明らかに臨床試験が不足していると結論付けています[13]。

一方で、動物実験モデルや培養細胞の例では、海馬へのアルコールによる有害な効果に対してCBDが神経保護作用を発揮することがわかっています。さらに、CBDはアルコールによる肝毒性を軽減し、ストレスによるアルコールへの依存や離脱症状による痙攣を緩和させる効果も示しています。そのため、CBDはアルコール依存症の治療にも利用できるのではないかと考えられています。


このように、CBDの依存抑制効果は非常に有望な効果のひとつです。また、このような依存抑制効果は、集中力の向上や、過度な食欲の抑制による肥満の防止、ADHDの人に見られる思考の渋滞による苦痛の緩和などに関係している可能性が指摘されています。

CBDの塗布と疼痛および筋緊張

大麻成分のカンナビノイドの経皮吸収(=皮膚から浸透させること)は痛みの軽減に有効であるということが示されています。CBDでは、このような「塗る」などの局所投与は、脳脊髄炎や多発性硬化症などの慢性疾患のケアに効果的である可能性が示唆されています。

2019年、疼痛患者の痛みの緩和のために、CBD製剤を皮膚に塗布する経皮投与試験が実施されました[14]。対象は慢性的な顎(あご)の痛みやしびれに苦しむ顎関節症と診断された60人の患者でした。2週間、含有量1.46%のCBD製剤(軟膏)を咀嚼筋のある部位に適用し続けた結果、患者の筋活動(筋肉の緊張)は低下し、その痛みが大幅に軽減され、咀嚼筋の状態が改善されることがわかりました。痛みの尺度において、プラセボ群では10%の改善であったのに対し、CBD群では70%も改善し、明らかに有意なCBDの有効性を示しました(下図)。

痛みの強度におけるスケール:図の左側がCBD群の治療前後、右側がプラセボ群の治療前後におけるスケールを表し、CBD群でのスケールは5.6から1.67に低下。プラセボ群では5.1から4.6に低下を示した。


また、2020年、神経因性疼痛患者に対するCBDオイルの局所投与(=患部への塗布)の有効性を調査するために実施されたプラセボ比較対照試験が報告されました[15]。4週間の治療後、神経障害性疼痛スケール(NPS)におけるベースラインからの平均変化を評価したところ、プラセボ群と比較し濃度0.3% CBDオイル群で、激しい痛み、鋭い痛み、寒さ、かゆみの感覚が統計的に有意に減少しました。結論として筆者らは、CBDオイルを塗布すると、末梢神経障害患者の痛みやその他の不安感を大幅に改善でき、従来の治療法と比較して、より効果的な代替手段になる可能性があると報告しました。

また、実際に私自身の体験では、1%CBDバームの塗布で頭痛や腰痛、肩凝り、筋肉痛などに対して明らかに痛みや不快感を和らげるような有益な効果を感じました。


このように、CBDの塗布で鎮痛作用や筋弛緩作用が認められる臨床研究結果や事例が報告されてきています。しかし、現時点での痛みに対するCBD塗布の効果を調査したヒト臨床研究はまだまだ限られているため、さらに大規模な臨床試験が実施される必要があるでしょう。

CBDと免疫不全、皮膚炎、炎症性腸疾患

一般的に大麻は強力な抗炎症作用と免疫抑制作用を幅広く備えています。これはカンナビノイドが強力な抗炎症作用を有していることに由来しています。CBDは痛みや炎症を含む多くの病状の治療に影響を与える可能性のある物質であり、炎症誘発性サイトカインの放出を減少させる効果を示すことが前臨床研究により確認されています。また、CBDは移植後の免疫暴走、拒絶反応や痛みの抑制に効果を示しており、白血病の治療にも効果が期待されています。

2018年に、腎臓移植患者の慢性疼痛(=持続的な痛み)に対するCBDの改善効果が報告されました[16]。臓器の移植後に問題となるのは、外部から取り込んだ臓器に対する過剰な免疫反応(拒絶反応)です。平均64.5歳の7人の腎臓移植患者に対して50~300mg/日のCBDを3週間の期間で投与したところ、2人の患者は完全な痛みの改善があり、4人は最初の15日間に部分的な反応があり、CBDの有益な効果が報告されています。

また、2015年に、急性GVHD(=免疫細胞の移植で発症する免疫疾患)の予防および症状緩和にCBDの抗炎症・免疫抑制効果が有効性を示したとの報告がありました[17]。なお、GVHD(移植片対宿主病)とは、移植されたリンパ球などの免疫を担う細胞(免疫細胞)が正常な自己の臓器を異物と認識して攻撃してしまうことで症状が発現する疾患です。前述の腎臓移植のように外部から移植された臓器が自己の免疫反応により攻撃される拒絶反応とは対照的な疾患であると言えるでしょう。この報告では、患者にCBDを、移植の7日前から治療30日目まで経口投与したところ、過去に標準治療のみを受けた対照群と比較して中等度~重度の急性GVHDの発症するリスクが約70%も低下しました。


さらに、カンナビノイドの抗炎症作用は、皮膚疾患のケアに重要な役割を果たす可能性があると言われています。例えばアトピーでは、表皮にある角化細胞(ケラチノサイト)に過増殖が生じると言われていますが、CBDは角化細胞の過剰増殖を抑制する可能性が報告されています。

2019年に慢性的な皮膚疾患(アトピー、乾癬、ニキビなど)に対するCBDゲル(軟膏)の効果を調査した非対照臨床試験が報告されていました[18]。この研究では、1日2回、患部にCBD軟膏を局所投与する(=局部に塗る)と3ヶ月でどのような変化が現れるかを調査しています。結果はCBD軟膏の局所治療がアトピー性皮膚炎、乾癬およびそれらの瘢痕(痕跡)、ニキビ、漿液性(=ジクジクした)皮膚の炎症に改善をもたらしたと報告されています。

また、2018年、表皮水疱症による水ぶくれや皮膚・粘膜のただれにCBDオイルが効果を示したと主張する3つの症例が報告されました[19]。表皮水疱症は表皮を接着させるタンパク質が遺伝的に欠落することで、表皮が容易に剥がれて、水ぶくれ(水疱)や皮膚・粘膜のただれを生じる疾患です。研究で報告された3つのいずれの症例でもCBDの利用により、創傷治癒が速くなり、水ぶくれが減り、痛みが改善したと報告しました(下図)。

左:Before → 右:After


ただし、これらの皮膚疾患に対する研究では比較対照がないため、どの程度がプラセボ効果、自然治癒なのかわかりません。また、これらの観察研究は、他の成分の効果、もしくは他の薬との併用によって十分な改善効果が発揮されている可能性があります。したがって、CBDの効果を過大評価している危険性があります。いずれにしても、今後さらに比較対照のある大規模な研究が求められます。


続いて、CBDの抗炎症作用に関連する報告として、炎症性腸疾患患者に対する臨床研究があります。2019年、CBDはヒトの腸管の透過性を低下させ、炎症性腸疾患の発症や進行を抑制する可能性が報告されたものの[20]、現時点では決定的に有効性を示したと言えるほどのヒト臨床試験は報告されていません。

2018年に、炎症性腸疾患のひとつである潰瘍性大腸炎(UC)の患者に対する、CBDが豊富な大麻抽出物の有効性、安全性、忍容性が評価され、結果が報告されましたが、治療終了後の寛解率が、CBD群とプラセボ群で有意な差はありませんでした[21]。ただし、使用されたCBDが豊富な大麻抽出物には少量ながらTHCが含まれていたため、副作用による離脱が増えてしまい、結果に悪影響を与えた可能性があります。また、患者らは標準治療薬である5-アミノサリチル酸が安定投与され、その追加でCBDもしくはプラセボが投与されていたため、CBDに対する反応が小さくなってしまった、あるいは薬物間相互作用が関与していたことによる有効性の低下が疑われます。

《参考文献》

[11] Cannabidiol reduces cigarette consumption in tobacco smokers: Preliminary findings. Addict. Behav. 2013, 38, 2433–2436.

[12] Cannabidiol reverses attentional bias to cigarette cues in a human experimental model of tobacco withdrawal. Addiction 2018, 113(9), 1696–1705.

[13] Cannabidiol as a Novel Candidate Alcohol Use Disorder Pharmacotherapy: A Systematic Review. Alcohol clinical experimental research 2019, 43(4), 550-563.

[14] Myorelaxant Effect of Transdermal Cannabidiol Application in Patients with TMD: A Randomized, Double-Blind Trial. J Clin. Med. 2019, 8(11), 1886.

[15] The Effectiveness of Topical Cannabidiol Oil in Symptomatic Relief of Peripheral Neuropathy of the Lower Extremities. Current Pharmaceutical Biotechnology 2020, 21, 390.

[16] Chronic Pain Treatment With Cannabidiol in Kidney Transplant Patients in Uruguay. Transplantation Proceedings 2018, 50, 461.

[17] Cannabidiol for the Prevention of Graft-versus-Host-Disease after Allogeneic Hematopoietic Cell Transplantation: Results of a Phase II Study. Biology of Blood and Marrow Transplantation 2015, 21, 1770.

[18] A therapeutic effect of cbd-enriched ointment in inflammatory skin diseases and cutaneous scars. Clin. Ter. 2019, 170(2), e93-99.

[19] Self-initiated use of topical cannabidiol oil for epidermolysis bullosa. Pediatr. Dermatol. 2018, 35(4), e224–227.

[20] Palmitoylethanolamide and Cannabidiol Prevent Inflammation-induced Hyperpermeability of the Human Gut In Vitro and In Vivo—A Randomized, Placebo-controlled, Double-blind Controlled Trial. Inflammatory Bowel Diseases 2019, 25, 1006.

[21] A Randomized, Double-blind, Placebo-controlled, Parallel-group, Pilot Study of Cannabidiol-rich Botanical Extract in the Symptomatic Treatment of Ulcerative Colitis. Inflammatory Bowel Diseases 2018, 24, 714.

CBDの神経保護作用、抗酸化作用、抗がん作用、制吐作用

最後に、効果があるのか否かの判断が未だはっきりとはしておらず、エビデンスに欠けるが、有望性が示されている作用が以下のものになります。

■ 神経保護作用
■ 抗酸化作用
■ 抗ガン作用
■ 制吐作用


ただし、これらの作用のうちのいくつかは、その効果を示した事例や研究の報告がありましたが、私たちに直に影響する「ヒト臨床試験」で統計的に有意な効果を示した報告は2020年時点で見当たらなかったため、こちらで取り上げさせてもらいました。

CBDとパーキンソン病

CBDは従来とは異なる複数の作用機序が示されており、その神経保護効果はアルツハイマー病(認知症)、パーキンソン病、ハンチントン病などの神経変性疾患に関する調査の対象となっています。このなかでもパーキンソン病に関するヒト臨床研究が最も進んでおり、CBDはパーキンソン病の新しい神経保護薬として有望視されています。パーキンソン病は、手の震えや筋肉のこわばり、動作障害などが特徴的な難治の神経障害です。なお、CBDの神経保護効果は動物モデルで報告されていますが、人間では簡単に測定できないため、この点に関しては評価の弊害となっています。


2014年に、パーキンソン病に対するCBDのプラセボ比較対照試験が報告されました[22]。結果、パーキンソン病患者の幸福と生活の質に関する評価尺度(PDQ39)において、CBD 300mg/dayのグループでプラセボのグループと比較して有意に改善しました。ただし、プラセボ群のPDQ-39合計スコアの初期値がCBD群と比べてかなり低く、プラセボ群で明らかに治療後のスコア低下がしにくい(=プラセボ群だけ患者の疾患の症状が最初から軽く、改善が観察されにくい)条件でした。これを見ると、この試験結果はかなり怪しい結果に思えます。このことから、この研究を引用する場合は解釈に注意が必要でしょう。

現時点では、パーキンソン病に対するCBDの有効性を結論付けるのは難しく、CBDは神経障害に対して直接的に効果を示したというよりかは、精神症状や睡眠を改善して結果的に患者の生活の質(QOL)を向上させたという印象でした。

CBDとガン、高血圧などのその他の疾患

カンナビノイドには抗酸化作用があり、老化や癌、治療障害などを予防し、健康を維持する効果があると言われています。実際、CBDの抗酸化作用、抗炎症作用が関係している可能性のある疾患の臨床研究がいくつか報告されています。


最近、健康な男性の血行動態(血圧)に対する、7日間のCBD投与の影響を調査したプラセボ比較対照試験が報告されました[23]。この研究ではCBD投与がヒトの血行動態に及ぼす影響が評価されました。結果として、CBDは、単回投与後に安静時の血圧を低下させましたが、7日間の治療後に効果が失われました(=耐性を獲得しました)。ただし、ストレスに応じてCBDを摂取した場合、最大血圧の低下が持続的にみられました。さらに、CBD反復投与後に動脈硬化の減少と内皮機能の改善を示唆する結果が得られており、総じてCBDの有望性が示されています。

また、CBDは非肥満糖尿病マウスの糖尿病の発生率を下げ、自己免疫性糖尿病の発症を阻止することが報告されていました。2016年に、2型糖尿病の患者に対してCBDおよびTHCVの有効性を調査したプラセボ比較対照試験の結果が報告されました[24]。この研究では、THCVは2型糖尿病の血糖コントロールにおける新しい治療薬となる可能性が示されましたが、CBDの有効性に関しては結論を出すには更なる調査が必要だと報告しています。


さらに、CBDは癌の進行を阻害する働き(=抗がん作用)があると言われています。動物実験でもCBDと抗がん剤を併用することで、すい臓がんのマウスにおいて寿命が三倍に伸びたという結果が報告されています。実際に、CBDがヒトの癌細胞の増殖を抑制した可能性が示唆されたという症例もあります。ただし、このような効果はエビデンス力としてはまだ低いままです。効果そのものに関しても、CBD単体よりもTHCとの組み合わせの方が、有効性が高い可能性が示されています。

2019年、肺がん患者がCBDを使用した症例が報告されました[25]。81歳の肺がん患者の男性は最初の診断から9か月間で癌が大きくなっていったにもかかわらず、そのさらに4か月後の診断 (最初の診断から13か月後の診断) では明らかに癌が小さくなっていました(下図)。患者は2か月前に2%CBDオイル(最大12 mg/日)を使用し始め、1か月間服用を続けたこと以外は特に何も変えたことはなかったと医師に伝えました。なお、この患者は生活の質に悪影響を与える可能性のある治療を望まないという理由で標準的な治療を断り、検査のみを受けていました。


吐き気のような制吐作用やその他の疾患に対する効果に関しても、ヒトに対するCBD単体(あるいは高純度のCBD)のランダム化比較対照試験(RCT)のようなエビデンス力の高い試験は私の知る限り報告されておらず、よくわかっていないというのが現状です。

とはいえ、神経保護作用、抗酸化作用、抗ガン作用、制吐作用などは間接的なエビデンスとなりうる実験結果や症例報告が蓄積されており、非常に有望視されているCBDの効果でもあるでしょう。

《参考文献》

[22] Effects of cannabidiol in the treatment of patients with Parkinson’s disease: An exploratory double-blind trial. J Psychopharmacol. 2014, 28, 1088.

[23] The effects of acute and sustained cannabidiol dosing for seven days on the haemodynamics in healthy men: A randomised controlled trial. British Journal of Clinical Pharmacology 2020, 86, 1125.

[24] Efficacy and Safety of Cannabidiol and Tetrahydrocannabivarin on Glycemic and Lipid Parameters in Patients With Type 2 Diabetes: A Randomized, Double-Blind, Placebo-Controlled, Parallel Group Pilot Study. Diabetes Care 2016, 39(10), 1777-1786.

[25] Striking lung cancer response to self-administration of cannabidiol: A case report and literature review. SAGE Open Medical Case Reports 2019, 7, 1–4.

CBDを実際に使ってみた体感と効果の感想。

私がCBDと巡り合ったのは、ストレスやうつ症状、疲労で苦しんでいた時期に、藁にもすがる思いで解決策を探しているときでした。こうして、CBDを試してみた結果、その効果に驚愕し、これまでの常識が覆されることになりました。

※なお、ここでの内容は私個人の主観的な体験談ですのでご了承ください。

CBDの効果の体感

まず、CBDの効果について最も衝撃を受けたのは、就寝前にCBDオイルを摂取して、翌日の朝起きると目覚めがすごく良く、長い間忘れていたような朝のすっきり感があったことです。睡眠中に覚醒して、夜中に目が覚めるということもほとんどなくなりました。朝にすっきり目覚められるようになったことで、生活リズムが改善されました。

また、ストレスや不安が和らぎ、集中力が向上したような体感もありました。過食症などに有益な食欲抑制効果もあるように感じましたが、これは依存する意識が緩和されたような感覚かもしれません。先日、以下のようなツイートをしましたが、これに近い感覚です。

https://twitter.com/rokiroki_univ/status/1381506982717231104?s=20


また、視界がクリアになって明るくなるのも特徴的な作用に感じました。他にも、「運動後の、脳が活性化してサッパリした感覚に近い」と私は表現することがあります。これに関連して、疲労や無気力、頭痛などの時にも私は使用しています。ただし、過剰に摂取すると眠くなることがあるので、摂取量によって体感が変わることもあります。

このように体感をまとめると、皆さんもイメージしやすいのではないでしょうか。

ただし、CBDに過度な期待はせず、生活習慣を改善するための補助として利用するのが最も合理的な使い方だと思います。

CBDの副作用について

なお、副作用はほぼ感じられなかったです。もちろん、依存性や離脱症状、陶酔作用は全く感じられませんでした。実際にWHOは副作用については「CBD自体の安全性は高い」としています。

ただし、人によっては、アレルギー症状がでたり、動悸がしたり、胃腸の調子が悪くなることはあるようです。アレルギーに関しては、例えば植物油にアレルギーがある人などは注意が必要かもしれません。

あとは、量が多すぎると眠くなったりします。したがって、車の運転や危険を伴う作業をするときには注意が必要です。

また、処方薬や市販薬を服用している場合は薬との相互作用による副作用がありうるので医師や薬剤師に相談するべきであることに注意してください。さらに、妊娠中または授乳中は服用を避けておくのが無難でしょう。その他にも、緑内障患者や血友病の人の使用は避けるべきでしょう。なお、緑内障に関してはTHCが有効であるという報告が多数ありますが、CBDは逆効果の可能性があるので注意が必要です。

CBDの可能性が広がるのはこれから。


いかがだったでしょうか。

CBDの効果や作用について調査するための臨床研究の蓄積はまだまだ不足しており、さらなる大規模なヒト臨床試験によるCBDの効果の裏付けが期待されています。

しかし、前述したように、CBDにはさまざまな効果・効能を示唆するポジティブな研究結果がどんどん報告されてきています。このように研究が進むにしたがって、CBDの認識がさらに広がっていくのではないかと私は思っています。

また、CBDに関して知る機会が増えていくことによって、大麻という植物やカンナビノイドの潜在的な効能に興味を抱く人も増えていくのではないかと考えています。

CBDの可能性は今後さらに広がっていくことでしょう。



「CBDと各疾患に関与する研究」における、より詳細なレビューや解説、また、その他のCBDの効果・作用に関するまとめなどについては、以下の記事で網羅的にまとめました。さらに詳しくCBDについて知りたい方には必見の内容となっているので、参照していただけたら幸いです。※前編と後編に分かれていて書籍並みのボリュームになっていますが、無料公開している最初のまとめ部分だけでも有益な内容になっているかと思いますので、是非のぞいてみてください。


上の記事では
◆CBDの効果に関する、より詳細なまとめ【信頼性と有効性の関係】
◆臨床試験の読み方と基礎【CBDで学ぶ臨床研究】
◆CBDと各疾患に関与する研究の、より詳細なレビューと解説【CBDの作用のパターンとは】
◆CBDの副作用、用量設定、利用目的に関する概略

などの内容を取り上げており、より詳細にCBDの効果や臨床試験について解説していますので、CBDを扱う方に役立つようになっています。

参考にしていただけたら幸いです。

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