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CBDが効果ないのは摂取量のせい?効果を実感する適量や解決策の見つけ方。


こんにちは。ロキ(@rokiroki_univ)です。

CBDはあまり効かなかった、という話を耳にすることがあります。

しかし、そこにはしばしば大きな落とし穴が潜んでいます。

どういうことなのか。

その答えをこれからお話していきます。

今回の内容
●CBDは遺伝的な要因で効果に個人差が出る。

●使用した時のあなたのコンディションによって変化するCBDの効果の差。

●原料の違いによるCBD製品の効果の差。ヘンプ由来かマリファナ由来か。

●品質・組成で変わるCBD製品の効果の差。

●適切なCBDの用法用量の決め方とは。

●適当な摂取方法は人やその人の疾患によって異なる。


あなたは何のためにCBDを使うのですか?

その目的を明確にできてますか?

まずこのことがはっきりしていると、どんな製品をいつどれくらいの量で使用すればいいのかを決めるのに役立ちます。

ですので、目的を明確にした上で、目的に合った用法・用量をまずアバウトに決めてください。

さらにそこから、あなたに合った用法・用量を試行錯誤して調整しながら見つけていきましょう。

なお、何らかの病気や症状で医師にかかっており、他の薬を使っている場合は必ず医師と相談しましょう。

CBDを利用し始める前に必ずこれらのことを抑えておかなければなりません。

CBDはお酒や漢方などと同じで、効果や影響に個人差があり、かつ変化するあなたの環境やコンディションによっても効果が変動するからです。

そのような影響因子は主に以下の要素に分類されます。

・遺伝的な要因

・使用する時のコンディション

・製品の原料

・製品の品質

・用法用量

・摂取方法

特に重要なものを上に挙げました。

これから、それぞれについて詳しく説明していきます。

CBDは遺伝的な要因で効果に個人差が出る。

遺伝的な要因というものに関しては、この先に説明する内容の全てに関与しますが、そもそも遺伝的にCBDに対して鈍感で効きにくい、ということがありえます。

酒が強い、弱いなどと同じです。

「てんかんや痛みには良く効くがうつ病にはあまり効かない」といった、疾患による効果の違いも遺伝的な要因が疑われています。

すなわち、CBDの効果の度合いは一人一人みな違い、その人に固有のものがあるのです。

使用した時のあなたのコンディションによって変化するCBDの効果の差。

例えばお酒であれば、運動後だと酔っ払いやすいということや、同じ度数でも味によって酔いやすい酔いにくいということがあります。

CBDもコンディションによって効果の度合いが変わります。

不安が強い、病気で痛みや吐き気が辛いなどというときには、健康体の時よりもCBDの効果を実感しやすくなることがあるでしょう。

なぜならば、そのような時はCBDなどのカンナビノイドが関与する体内のカンナビノイド受容体が増加すると言われているためです。

これはエンドカンナビノイド・システムによる恒常性を維持しようとする働きともいえます。

なお、エンドカンナビノイド・システムに関しては「エンドカンナビノイドシステムとは。」を参照ください。


他にも重要なのは、今あなたが使っている薬やサプリメントとの相性です。

つまり、CBDも飲み合わせが悪いと効果が薄まったり、副作用が強くなったりする可能性があります。

また、CBDは使用している医薬品の血中濃度を高める可能性もあるので、その医薬品の摂取用量を減らす必要がでてくるかもしれません。

従って、何らかの病気や症状で医師にかかっており、他の薬を使っているなど、事情がある場合は必ず医師と相談しましょう。

その際には、あなたがなぜCBDを使いたいと思っているのか、どんなふうに役立つと思うか、を説明できることが大切です。

他の医薬品を併用する場合、このような医師との相談はCBDを利用する前にまず行わなければなりません。

そして、前述のようにCBDとの薬物相互作用に関して注意しておかなくてはなりません。

なお、主治医がCBDに関して詳しくない場合は、セカンドオピニオンを求めるか、エビデンスに基づいたCBDの情報をその医師に調査してもらいましょう。

ロキのCBDカウンセリングの情報を紹介してくださってもかまいませんし、他でもよいかと思います。

なお、ロキのCBDカウンセリングでは多くの記事が実体験によるものであるという他に、実際の研究論文の引用や信頼性のある著書の参照に基づき信用できる情報を執筆するよう心がけています。

原料の違いによるCBD製品の効果の差。ヘンプ由来かマリファナ由来か。

ヘンプとマリファナはいずれも大麻種ではありますが、区別されています。

ヘンプは産業用に栽培されてきた大麻種で、精神作用のある規制物質THCの含有量が極めて低いものです。

ヘンプとマリファナはCBDやTHC以外の他のカンナビノイドやテルペンにも組成に違いがあります。

すなわちヘンプ由来かマリファナ由来かで、CBD以外の他の成分との相乗作用が変わるため、効果に差がでることがあるのです。

品質・組成で変わるCBD製品の効果の差。

効果が得られないという理由に、CBDの名を語った詐欺商品だったからということや製品の組成がその人に合っていなかったからということがありえます。

また、品質による効果の差は単純に有害物質や不純物の有無にも影響されますが、それらの点が問題なくとも、作り方の工程で効果に差がでる可能性があります。

例えば厳密にCBDを単離して、後から添加剤としてテルペンなどをブレンドして作る場合と、単離などの操作は行わず、簡単な抽出のみを行ってほぼオーガニックな状態でCBD抽出物を作る場合で効果に差がでます。

基本的には後者の方が効果を実感しやすい傾向にあります。

他にも抽出方法の違いなどで組成に微妙な差がでて、効果に違いが出てくることもありうるでしょう。

これらに関しては、詳しくは前回の記事「CBDオイル・製品の購入前に、日本で確認すべき品質・安全性について。」を見てください。

適切なCBDの用法用量の決め方とは。

服用するCBDの適量の決め方。

体感するCBDの効き目の強さ・度合いが人によって違うということは、人によってそれぞれ適量が異なるということになります。

用量の決め方は基本的には少なく始めてゆっくり増やすのがベストです。

どれくらいの量から始めるかについては、あなたの症状や目的によります。

したがって、最初に触れたように、CBDを使う目的は使用前に明確にしておきましょう。


不安やうつの緩和が目的であれば、1日3〜5mg程度から始めても良いでしょう。もう少し重い症状の場合は10mgから始めるのも良いでしょう。

また、1日の用量を等分して2、3回に分ける方が良いこともあります。

人によっては少量のCBDでは眼が冴えてしまうことがあるため、夜に摂るのは避けた方が良いかもしれません。逆に夜に摂取したほうが朝にすっきり起きられるから良いと言う人もいます。


これらのことを考慮して、自分に合った用量を探索していきます。

一定の用量にどのように反応するかを見定めるために、1週間ほどは同じ条件で使用を続けて観察したほうが良いでしょう。

その上で、段階的にゆっくり増やしていきます。

ゆっくり増やしていくのが大切なのは、量が多すぎても効果が薄まってしまうからです。

すなわち、人それぞれに適量の範囲があるのです。

最大の狙いは、十分な効果が感じられ、かつ問題が起こらない下限の量を見つけることです。

なお、症状が緩和して落ち着いてきたら、基本的には突然使用をやめるのではなく、念のため少しずつ量を減らして様子を見ていくのがよいでしょう。

ここで重要なのは、日誌などの記録をつけることです。

気軽に楽しむためにCBDを使っている場合は不要かもしれませんが、記録をつけるかつけないかで自分自身への理解度が大きく変わります。

このようにしておけば、何らかのストレスなどで症状が悪化したら、量をこれだけ増やせばよいなどのこともわかってくるでしょう。

数週間経っても目立った効果や症状の改善が感じられない場合、同種の製品で別のブランドや別の原料のものを試してみたり、異なる摂取方法に変えたりするとよいかもしれません。

あるいは、他のカンナビノイドやテルペンを含む、組成の異なるものを試すという視点で製品を変えるのもよいでしょう。

病気の予防や健康維持のための摂取方法、CBDのマイクロドージング。

マイクロドージングという考え方があります。

マイクロドージングとは病気の予防や健康のために低用量のCBDを毎日サプリメントとして摂取することを言います。

推奨用量はだいたい1日あたり2〜5mg程度だそうです。

これはCBDが抗炎症作用と神経保護作用をもつと言われているため、有効な方法だとされています。

さらに、少量のカンナビノイドは、内因性カンナビノイドの産生を刺激するため、エンドカンナビノイド・システムの機能を高めると言われています。

なお、CBDに様々な効能がある理由は以下の記事で解説しています。↓

適当な摂取方法は人やその人の疾患によって異なる。

摂取方法によっても大きく効果が変わってきます。

摂取方法には以下のタイプがあります。

・煙などによる喫煙や気化吸入

・グミやチョコなどによる経口摂取

・オイルやスプレーによる舌下投与(口腔粘膜からの摂取)

・軟膏やローションによる局所投与

・パッチやジェルによる経皮吸収

それぞれの摂取方法によって、吸収率・利用能(バイオアベイラビリティ)が異なります。

効果が現れるまでの時間とその効果の持続時間もそれぞれ異なります。

例えば、ゆっくり吸収される経口摂取では効果の持続時間は長いのですが、効果が発現するまでに時間がかかり、バイオアベイラビリティも低くなっています。

一方の気化吸入では、即効性があり、バイオアベイラビリティは高めですが、効果の持続時間は短めです。

このように摂取方法が変わると、吸収経路が変わり、効果の傾向が変化するため、人によって合う合わないが出てくることがあります。

詳細は以下の記事に取り上げました。




いかがだったでしょうか。


CBDは自然界に存在する比較的安全な化合物です。

仮にすぐに実感できる効果が得られなくても、抗炎症作用と神経保護作用の恩恵は得られると言われています。

ですので、自分に合ったCBDの使い方を見つけるプロセスを楽しみましょう。


ここまで見てくださりありがとうございました。 ではでは。

参考書籍。